健康支援とは病気にならないように体を守ったり、病気を未然にあるいは早期に見つけることを目的としています。
保健医療として理解されていることが多いようですがここでは分かりやすく、健康支援領域と表現します。乳幼児健診、予防接種、区からの補助で行われる各種健診、健康診断に分類されます。
おたふくかぜワクチンに3,000円補助
1歳以上未就学児へのおたふくかぜワクチン接種には大田区から3,000円補助が出ます。
百日咳大流行です。DTaP予防接種推奨します。
DT接種は任意接種のDTaPにかえて接種しましょう。16歳以上から成人の方へ
3種混合ワクチン(DTaP)をお勧めします。
4種混合ワクチンが終了いたします。
0歳児で4種混合ワクチンを接種した方への1歳以降の追加接種はお早めに予約されてください。4種混合ワクチンの在庫が無くなりましたら、3種混合ワクチン+不活化ポリオワクチン接種となり、予約されても当日接種はできません。5種混合ワクチン接種の方はそのまま追加接種が可能です。
RSVワクチン開始いたします。
乳児へのRSV(ウイルス)感染予防のための妊娠されているお母様へのワクチン接種を開始いたします。
RSVは2歳未満、特に0歳児での感染により高熱、呼吸困難より約半数の乳児が入院することになります。
重篤になるリスクが高い疾患です。妊娠24-36週の妊婦さんに接種しますと0歳児での発症を極めて低下させることができます。
RSVワクチン:アブリスボ
対象; 24-36週の妊婦さん
費用: 1回接種 税込み29590円
BCG個別接種中です。推奨月齢は5ヶ月から8ヶ月です。
希望されれば3カ月から1歳の誕生日の前日まで可能です。御予約下さい。
ロタウイルスワクチン
ロタウイルスワクチンには現在2種類あります。
御来院に際にどちらかをお選びください。
途中での変更はできません。
いずれも経口内服液です。内服後嘔吐することがありますので内服1時間前から授乳は控えて下さい。
ロタリックス
生後6週から24週までに4週間隔で2回内服します。
従って1回目の最終内服日は生後20週までです。
ロタテック(5価ワクチン)
このワクチンは5種類のロタウイルスに対応するワクチンです。
接種開始は生後6週から4週以上の間隔で3回接種します。
このワクチンはの3回目接種は生後32週まで接種可能です。
ヒトパピローマウイルスワクチン(子宮頚がんワクチン:サーバリックス、ガーダシル)
対象年齢は9歳から14歳(高校1年生まで)の女子
このワクチンには
4価ガーダシル(HPV6,11,16,18)
9価シルガード9(HPV6,11,16,18,31,33,45,52,58)
の2種類があります。現在シルガード9が多く接種しています。
1か月間隔にて2回接種、1回目から6か月間隔で3回目接種。
3回目は1回目から5か月間隔2回目から2か月半でも接種できる。
HPVワクチンキャッチアップ特例:2025年3月までにHPV[ワクチンを接種した方は3回目接種まで公費負担で接種できます。
キャッチアップ特例とは:定期接種でありながら症例接種でなかったために接種を控えていた方に対する特例
2025年3月までに接種した方まで適応される。
男子に対するHPVワクチン接種
大田区では小学校6年生から高校1年生まで4価ガーダシルの接種の公費を行っています。
高齢者に対するワクチン情報
新型コロナウイルスワクチン
対象者65歳以上、または60歳から65歳で基礎疾患を有する方
毎年度10月1日から翌年3月31日まで 1回接種
費用:公費負担
肺炎球菌ワクチン(ニューモバックス)
肺炎球菌性肺炎は成人高齢者の肺rんの25-40%を占めるワクチンです。
肺炎球菌のうち23種類の肺炎球菌に対する莢膜ポリサッカライドワクチンです。
対象は65歳以上に方、60歳以上で心臓や腎臓の機能が衰えている方、後天性免疫不全症やそれに順じる方です。
費用:1回のみ公費負担
肺炎球菌ワクチンは5年おきに接種が勧められています。
帯状疱疹ワクチン
帯状疱疹は水痘罹患歴がある方に発症するチクチクした痛みと痒みを伴う発疹性疾患であり、神経の走行に沿って集簇(集まって)して発症します。治癒後も長期間神経(帯状疱疹後神経痛)の痛みが継続することもあります。その予防ワクチンが帯状疱疹ワクチンです。
対象:50歳以上の方
不活化帯状疱疹ワクチン:シングリックス
費用:税込み24,200円
大田区在住者への補助:1回11,000円 2回まで
水痘生ワクチン:水痘ワクチン
費用:税込み7,700円
大田区在住者への補助:1回4,000円
ダニ媒介性脳炎予防ワクチン
タイコバックス
マダニにより媒介される脳炎予防ワクチンです。
対象者:海外渡航予定者、北海道旅行予定者、野外(林間部、草原など)で活動している方、ガーデニングを楽しむ方。
3回接種 1回目と2回目は1-3か月間隔、3回目は5-12か月間隔
迅速接種:1回目と2回目は2週間、2回目と3日回目は5-12か月
接種費用:14,800円/回
海外での感染リスク地:欧州、中央アジア、東南アジア
高齢者へのRSVワクチン
帯状疱疹ワクチンの接種を開始しています。
RSウイルスは高齢者が感染すると重症化します。
RSVワクチン:アレックスビー
対象:60歳以上の高齢者に対して
費用:税込み27500円
予防接種の月齢・年齢の数え方
予防接種者の年齢で生後24か月に至るまでとあったり7歳未満といった表現方法があります。この度民法143条の規定に沿って大田区保健所より通達がありました。
**歳に至るまで:誕生日の1日前まで
**歳未満 :誕生日の2日前まで
(年齢の数え方は生まれた前日の午後12時をもって1歳追加されるという民法上の規定によります。)但し午後12時とは翌日(誕生日)の午前0時と同時刻となります。
注:1歳までの乳児の健診ではパンツ式のオムツは避けて、通常のオムツをご使用ください。
1ヶ月健診
からだの奇形や体重の増加をしらべます。母乳栄養児では出血予防にK2シロップを服用します。生まれた病院で受けることが多いようです。
希望によりOCFCでも行います。(有料)
3~4ヶ月健診
体重の増加、首の据わりなどの発達をみます。
保健所等でおこないます。(無料)
6~7ヶ月健診
体重・身長の増加、寝返りなどの発達をみます。
OCFCで行っています。(無料)
9~10ヶ月健診
体重・身長の増加、ハイハイなどの発達をもます。
OCFCで行っています。(無料)
1歳健診
体重身長の増加、つかまり立ちおよび目や耳の異常などの発達をみます。
OCFCで行っています。(有料)
1歳6ヶ月健診
体重・身長の増加、一人歩きなどの発達をみます。
保健所で行います。
2歳健診
体重・身長の増加、社会とのかかわりや言語発達をみます。(有料)
3歳健診
体重・身長の増加、社会とのかかわりや言語発達をみます。(有料)
育児相談
乳幼児の健康診査にて異常がある場合はじっくり外来、神経外来、内分泌外来、児童精神科等に紹介し、その後の診察を行います。
また育児相談や、発達相談はすくすく外来でも行っております。
健診は月曜日、火曜日、水曜日、木曜日、金曜日午後2時より4時まで8人、土曜日午後1時より2時まで4人の方を予約により行います。
予防接種は、病気にかからなくするための医学が生んだ最大の武器です。できるだけ積極的に行いましょう。OCFCではポリオワクチンや一部特殊なワクチンを除いて予防接種を行っています。
また、乳幼児の長期な健康への影響を考えできるだけ水銀(チメロサール)を含まない製剤を選択しております。
MR(麻疹・風疹)ワクチンは1歳のお誕生日にできるだけ行いましょう。
MRの接種は1歳以降が原則ですが保育園入園など1歳未満で希望される方には接種します。(有料)その場合10ヶ月以前に接種した場合は1歳以降に、10ヶ月以降に接種の場合は2歳前に予防接種予診票をもちいて2回目の接種をしてください。
OCFCでは注射時の痛みや針の脱落などの事故予防のため注射筒と針が一体化しているマイジェクターを使用しています。これは糖尿病でのインスリン自己注射用ですが針も細く使いやすくなっております。
使用ワクチンの取り違えを防ぐ為に接種直前にワクチン名を読み上げて保護者の方と一緒に確認を行います。ご協力ください!!
§大田区健康診査 令和7年度施行
区の補助で行われる次の健康診査はOCFCで受診できます。
1)40歳以上の方のがん検診 昭和61人3月31日以前に生まれた方 7月から2026年2月まで、受診券を持参されてください。
肺がん検診(自己負担:500円、喀痰検査では500円追加)
大腸がん検診(自己負担金:200円)
前立腺がん検診(自己負担金:500円)
2)39歳以下基本健康診査 18歳から39歳までで職場にて健康診査を行っていない方 昭和61年4月1日から平成20年3月31日生まれの方
自己負担金:1400円、 令和7年7月1日から12月31日まで
3)大田区特定健康診査 40歳から74歳の大田区国民健康保険被保険者 昭和26年4月1日から昭和61年3月31日生まれの方
大田区長寿健康診査 後期高齢者医療制度に加入者
大田区健康診査 40歳以上の生活保護等を受給中の方 昭和61年3月31日以前にお生まれの方
以上3つの健康診査はいずれも無料です。郵送された受診券をお持ちください。
令和7年6月1日から令和8年3月31日まで
4)B型、C型肝炎ウイルス検診 40歳以上(昭和61年3月31日以前に生まれた方)で今まで本ウイルス検診を受けていない方 自己負担なし。
5)骨粗鬆症健診 昭和7年4月1日から令和8年3月31日までの誕生日に40,45,50,55,60,65,70歳の女性 自己負担金:500円 郵送された受診券を持参されてください。
詳細は、下記のページにてご確認ください。