医療法人社団 オーシーエフシー会
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最終更新日:2015/4/14

インフルエンザの予防接種は早く受けると効かなくなると聞いたのですが本当ですか?

インフルエンザの予防接種についてよく質問されるのでここでまとめてお答えしましょう。
  インフルエンザワクチンはウイルス表面の蛋白を精製したワクチンでこのために発病することはなく、不活化ワクチンとも呼ばれています。
従って妊娠されている方にも安全とされています。今年のワクチンはA型2株、B型1株の混合ワクチンです。(2000年12月1日号より)
生ワクチンと異なり、接種後に増強される免疫力は抗体だけで、発病を防ぐ力(これを細胞性免疫力といいます)は あまりできません。この抗体は接種後1ヶ月ぐらいで十分効果が出現し、3ヶ月から5ヶ月ぐらいで低下します。抗体ができる速さは 基礎免疫のない小児で遅く、成人では比較的短時間で作られます。抗体が3ヶ月から低下することより有効期間が3ヶ月と記載されることも ありますが、根拠となる医学的な論文に乏しく、充分な裏づけができていません。また人にはブースター効果といって、 再度ウイルスにさらされると急速に抗体を作る働きがあります。従って早期にワクチンを接種していれば流行の初期ウイルスにさらされると、 抗体は再度上昇して流行期を乗り切ることになります。接種が流行に間に合わない場合は接種が無効となりますので 当院では早期接種に踏み切ったわけです。今年から13歳以上の方は一回接種でいいことになりましたが、 これはこの年齢以上であれば、インフルエンザに罹ったことがある、あるいは何回かインフルエンザワクチンを接種したことがあって、
基礎免疫ができているだろうという理由からです。従って何年もインフルエンザに罹ったことが無い、インフルエンザワクチンを したことがない方は13歳以上でも2回接種が確実ということになります。
  絶対に罹りたくない(正確には重くなりたくない)受験生やお年よりは早期に(9月あるいは10月)接種して2月ごろ2回目、 あるいは3回目の接種をすることも良い方法かもしれません。この方法は私の考え方から判断すると無駄な方法ですが、 有効期間が明確になるまでの実際的な方法のひとつでしょう。

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