医療法人社団 オーシーエフシー会
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最終更新日:2015/4/14

私の子供は6月に嘔吐下痢症にかかったら8月にも11月にもかかりました。一体嘔吐下痢症は何回かかるのでしょうか。 (自分はつわりに耐えながら吐く子を介抱する母)

1年に何度も嘔吐下痢症にかかるとはお気の毒です。原因病原体はいっぱいあるんです。子供がかかる嘔吐下痢症はほとんどがウイルス性です。ウイルスで有名なのが冬季下痢症の原因ウイルスであるロタウイルスです。便が白くなるのが特徴ですが、このウイルス実は3月4月のほうが頻度は多いのです。現在流行中のアデノウイルスの中にも嘔吐・下痢症状をしめすものもあります。あまり重症感はないのですが2週間くらいだらだらと症状が続きます。冬の嘔吐下痢症の多くは小型球形ウイルスノロウイルス、ノウォークウイルス)が原因ですが、今年は1年中暴れていました。食品のカキなどからも発症し、食中毒の原因となることもあります。潜在期は24時間。患者さんに接触後翌日には発症します。嘔吐は半日から1日半、その後下痢となる方が多いようです。下痢は2~3日くらい続きます。細菌による嘔吐下痢は比較的少ないのですが、恐ろしいのは夏場のO-157病原出血性大腸菌による腸炎です。細菌感染症の原因はそれ以外にサルモネラやキャンピロバクターなどもあります。

  [対策] 嘔たら飲むなが原則です。吐き止めの座薬を使用して、3時間禁飲食。3時間後からアイソトニック飲料を始めて、6時間後くらいから炭水化物の食事を開始します。油を使った料理は最初は避けます。下痢・嘔吐が同時におこり1日以上続くと水分が補給できていても脱水になります。少し塩分の濃い目の電解水を飲んだほうがいいでしょう。OCFCではソリタT2顆粒を処方しています。点滴が必要なかたはほんのわずかです。尿が半日以上でなかったら点滴の必要な場合もあります。
  下痢には体外ウイルスや細菌、毒巣えお排泄する大切な症状です。病初期には強い下痢止めは使用してはいけません。嘔吐の治療は胃の動きを亢進させ、下痢の治療は腸の動きを抑制します。お互いに相反する薬理作用ですから同時にすることは困難です。最初は吐き止めと整腸剤で治療するのがいいでしょう。(OCFC院長)

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