PCR検査、抗体検査ご希望の方は隔離感染症入り口横のインターフォンにて事務と連絡を取り、隔離感染症の入り口からお入りください。
唾液による新型コロナウイルスPCR検査説明書
当クリニックでは健康な方を対象に、唾液による新型コロナウイルス(SARS-Cov2)PCR検査を行っています。健康な方への検査ですので検査費用、報告書は自己負担となります。
発熱、咳嗽等がある方でPCR検査をご希望される方は従来どおり保健所にご相談ください。
自費検査対象者
1.旅行、帰省のための検査
2.飛行機等搭乗のための検査
3.海外渡航のための検査
4.就学、就労のための検査
5.その他、PCR検査を望む方
費用:検査料金:19,800円(消費税込み)
唾液採取できず中止の場合:3300円(消費税込み)
日本語検査報告書: 3300円(消費税込み)
英文報告書(搭乗、海外渡航用): 5,500円(税込み)
検査上の留意事項
必ず事前に電話にてご予約下さい。検体採取キットをご用意しなければなりませんので予約なしでのご来院ではご希望に添えません。来院時隔離感染症入口横のインターフォンにて事務に来院を告げ、隔離感染症入り口からお入りください。通常のクリニック入口からは入らないでください。
症状があり診断確定のための検査ではありません。
検査のために来院する時は来院前のうがい、歯磨きはお控えください。来院後の飲食(ガムを含む)はお止めください。
検査には唾液2mlが必要です。幼児、学童、高齢者では採取できない場合がありますが、検査中止と判断した場合であっても受診料が発生します。
一般的なお知らせ
発熱、咳嗽、倦怠感、頭痛、筋肉痛、異(無)味症などの症状があるかた、または感染者との濃厚接触の方の確定診断のためのPCR検査を希望される方は保健所にご相談されてください。
検査結果は検査日から2日後の朝となります。再建に回った場合は昼過ぎとなります。
電話等で結果をお伝えする場合は検査日にその旨お知らせ頂き、連絡先を教えてください。
こちらからご連絡いたします。電話にての結果についてのお問い合わせにはお答えできません。
検査結果には一定程度の偽陰性、偽陽性があります。また検査した時点での結果ですのでご留意ください。
新型コロナウイルス(SARS-Cov2)抗体測定のお知らせ
新型コロナウイルス抗体検査を行います。
費用:4,400円(税込み)
予約制です。
希望者はクリニック受付まで電話または直接ご予約下さい。
発熱のある方は検査ができません。
抗体検査の意義
抗体測定キットは米国Alfa Scientific Design Inc.社製です。70人分の測定キット数です。
これまでに新型コロナウイルス感染症にかかったことがあるか(既感染者)推測する検査です。
急性期の患者様診断用ではありませんので、発熱がある方(37.5度以上)は対象ではありません。発熱があり、新型コロナウイルス感染症を疑う場合は今までどおり保健所相談窓口にお尋ねください。PCR検査等遺伝子検査や抗原検査と同等の検査ではありません。
本検査で陽性所見となっても、参考になる検査所見であり、現時点では診断の確定ではありません。
以上をご理解の上検査を受けてください。
新型コロナウイルス感染症はCOVID-19(コービット19)と命名されました。
感染を疑う場合は最寄りの保健所に相談します。
大田区相談窓口:03-5744-1263(代表電話)、03-5744-1360(相談窓口)
相談・受診の目安
風邪症状、37.5度以上の発熱が4日以上継続する方。(高齢者、基礎疾患のある方は2日程度)
強いだるさや、息苦しさがある方。
基礎疾患:糖尿病、心不全、呼吸器疾患、免疫抑制剤使用者、抗がん剤使用者
2月17日日本医師会発表
大田区情報
https://www.city.ota.tokyo.jp/seikatsu/hoken/minpaku/syukuhakujigyo_tyuikanki.html
新型コロナウイルスは飛沫感染、接触感染します。
インフルエンザと同じ予防法が有効です。
健康な方が罹患しても症状は重くならないようです。過度の心配は必要ありません。
正しく理解して(リテラシー)、正しく適切に予防しましょう。
飛沫感染対策:感染の疑いがある方は必ずマスクをしてください。
健康者が感染を防ぐ意味でマスクをすることは有効ですが完璧ではありません。
感染者あるいは疑いのある方がマスクの使用を行うことは大変有効です。
閉ざされた空間に多人数で長くいないようにしましょう。(マスギャザリングを避ける)
エアロゾル感染が言われています。飛沫感染と空気感染時の中間の大きさの飛沫が飛び回ることです。
その範囲は2mから4mぐらいでしょう。飛沫の大きさは5μm以下が空気感染、5μ以上が飛沫感染です。
エアロゾル感染とは5μ程度の飛沫と思いますが、正確な医学用語ではありません。
接触感染: なるべく接触を避ける。帰宅したら手洗いうがいを励行する。
感染者の唾液、糞便にはさわらないことがたいせつです。
消毒 :アルコール消毒は有効です。塩素系消毒剤も有効です。加熱、洗浄も有効です。
その他 :規則正しい生活を送り、体力の消耗を防ぎます。
法律上の対応:2月1日より指定感染症に指定されました。今後1年間の取り扱いで、感染症予防法の2類に分類されます。
発症者は隔離されます。治癒するまで登園登校就業できません。
病気の特徴 潜伏期:2-10(14)日間、潜伏期から感染あり(おそらく発症前数日)
感染リスク:患者一人から2名前後、インフルエンザと同程度、
死亡率:2-3%
症状:発熱、咳嗽、呼吸困難など呼吸器症状、筋肉痛、倦怠感等全身症状があります。
頭痛、下痢の症状もあります。
ウイルスの特徴・RNAウイルスで感染する種(動物等)は限定されます。ヒトに感染するウイルスは4種類でしたが、変異によりSARSウイルス、MARSウイルスがヒトにも感染します。今回の新型コロナウイルスを加えて7種類がヒトに感染します。コロナウイルスに対する抗体は感染防御に役に立つとは限らず、ワクチンの開発は容易ではありません。
局所免疫を誘導する鼻粘膜ワクチン(鼻スプレーワクチン)が有効かもしれません。
妊娠されている方、妊娠を希望されている方へ:現在新型コロナウイルスが胎児へ悪意影響を及ぼすとの報告はありません。
妊婦さんは一般的に感染症は身体的に負担となるため予防的対応が必要でしょう。
マスクの繰り返し使用について:市販されているマスクは一般的に1回使用後廃棄するディスポーザルマスクです。
複数回、複数日使用することは想定されていません。使用後の再利用については自己責任で行うこととなります。
マスクが入手できない場合、やむを得ず使用するときの注意。
あらかじめ内側(口が当たる部分)にはガーゼ、ハンカチを用いて、再使用時にとりかえて清潔に保つ。
外側はアルコール、次亜塩素系消毒剤等で消毒する。
感染者のマスクの使用は必要で、感染防止に有用です。健康者がマスクにより感染を防ぐには一定の効果はありますが、
必ずしも予防できるわけでは在りません。
日本小児科学会Q&Aより(2020年2月14日)
子どもに感染が少ないようですが、これは感染機会が少ないためかもしれません。
今後感染者の増加があるかもしれません。小児例にも重症者が出ております。
喘息など呼吸器疾患を持つ方は重症化する可能性があります。
母親が罹患した場合は母乳栄養を控えます。
一般的なコロナウイルスの特徴
潜伏期は2-3日、ウイルス排泄は症状出現後5日間。罹病期間7日間。
鼻粘膜で増殖、獲得免疫は弱く、繰り返し感染する。不顕性感染もある。
ウイルス胃腸炎の原因となる。
冬から早春にかけて流行する。